・春の良いところ

・寒気が強いトップシーズンとは異なり天候も安定しやすく晴れの日なら薄着で滑走することができる。また春の暖かさにより雪も緩み、転んでも痛くなく思い切ったことにも挑戦しやすい日が増えることやスキー場までのアクセスも容易になるなど天候が荒れやすいトップシーズンとは違った楽しみ方ができる。
そして融雪が進むことにより雪に埋もれていた沢地形が浮かび上がり幅広いフリーランをすることができる。など春は魅力が満点です。

そしてこの時期はパークのリメイクをするスキー場も多く初心者向けアイテムの設置を増やすスキー場も多いです。
デビューをするにもスキルをつけるにもこの時期はうってつけな訳です。
春に自分のベストトリックを身につける人も多いようですよ！

パークユーザーな私にとってはこの時期は楽しみです！

・気を付けるところ

それでは今度は気を付けるところを書いていきましょう。
春は逆に暖かいことから緩みすぎて滑走が難しくなります。
トップシーズンのような引き締まったバーンとは異なりパウダーほどではないがエッヂが埋まりやすく自分で思うようなボードのコントロールが取りにくくなります。
あと、水分や汚れも浮かびやすくなってくるので板が走らなくなりやすい。
あとは日陰のとこなど硬くなりやすくなるので注意が必要です。

スキルが身につきやすい季節と書きましたが、怪我が多いのも春なんです。
理由は上に書いてあるようにトップシーズンとは大きく異なったコンディションに対応しきれずスピード調整を誤ってしまったり、ラインを取るときにエッジに乗りすぎてしまい抜けてしまうなどさまざまです。

心地よく滑れる春なのですが、注意もより必要になってくる時期でもあります。

・春の攻略法

そんな春を楽しく滑るための攻略法を２つ紹介使用と思います。

その１　春用の装備を整えよう
トップシーズンには向いてる板やギアがあるように春には春向けのギアや道具があります。
具体的にいうと
・ストラクチャーの入った板
・春ようのワックス
・汚れを取り除くブラシ類
上の３つがそろっていれば大半の悩みは無くなることでしょう。
初めて聞く方のためにストラクチャーについて解説すると板にあえて溝を入れることにより、雪との接地面と摩擦を軽減させる事ができます。春に走らない理由の大半がソールと雪面の水分の抵抗によるものですから、これをやるだけで大分効果を感じるはず。
これに加えて春用のワックス（フッ素入りがオススメ）。汚れた時のためのブラシ類があれば万全です。ちょっと荷物が増えるのでリュックにしまい持ち運ぶのがオススメです！

その２　滑走中の意識を変えてみよう！

上述したように春のシャバ雪はハイシーズンの締まった雪とは違いユルみ、水分が多いです。
経験者の方なら分かると思いますがハイシーズンの時みたいにターンをしたらエッジが埋もれてしまう。自分で思ってるよりエッジが立ってしまい抜けてしまう。遅めのスピードだと雪が引っかかる感じがするなど春の経験値が少ない人ほど手ごわい時期でもあります。
じゃあどうすればいいか以下２点を意識してみてけださい。
・姿勢をとことん意識する。
・ターンの切り返しをとことんゆっくり丁寧にする
とても単純なことですね笑
でもこの２つスノーボードをする上で非常に大切なポイントになってきます。
春の凸凹な難しいバーンで姿勢を崩さずに滑ることができればハイシーズンのコンディションでは余裕が生まれるし、ターンも同様に春できればハイシーズンの滑走はなんてことなくなります。（ちなみに私はハイシーズンの３倍くらい丁寧に滑る意識で滑ってます。）

大事なのは難しいコンディションでも自分でコントロールできるよう考えながら滑る事です。
難しい春を攻略できれば次のシーズンより楽しく、簡単に滑れるようになるものです。
パークやトリックの習得を頑張ることだけではなく、基本を見つめ直す時期としても捉えスノーボードに取り組んでみるのも良いですよ！

やればすぐ身に付くものでもないですが、続けていればきっとさらに楽しくなります！

まとめ

ここまで色々と書いてきましたが、大事なのは自分のキャパシティを見極め楽しんで滑ることが怪我なく上達する為の近道だと私は思います。
コンディションが悪い中無理にトリックの練習をするのではなく、あえて苦手なスイッチの練習をするなどしてみるのも意外と楽しいモノですよ！
あとはこの時期ならではなコブやバンクドスラロームといったものをやるのも滑走能力も上がるしオススメです。あとはイベントも多く開催される時期でもあるので出てみるのも良いですね！
楽しいけど、その反面トラブルが増える時期でもありますのでくれぐれも注意を払うことを忘れずに！
この記事を読んでくれたあなたの力に少しでもなれたなら幸いです！

それでは皆さん、良いスノーボードライフを！